ビジュアルコミュニケーションデザイン
イラストフォトコラージュ
ミリペン・鉛筆
Illustrator・Photoshop
パネル:103×72.8×5点
原画・写真×48点
鉛筆やペンで描いたとても小さいサイズの細密画、あるいは自分で撮影した写真画像を元原稿に、幅5m以上の壮大な画面に引き伸ばし再構成した見応えあるグラフィックアートです。小さな図版を引き伸ばして印刷するという方法は、グラフィックデザインの伝統的な表現手法なのですが、この考え方を現代のテクノロジーであるフォトショップを駆使することによって具現化、デジタルフォトコラージュとして完成させました。引き伸ばして再構成された描画のタッチは木炭のようなしっとりとした質感があり、印刷物なのになぜか温もりを感じるのがこの作品の大きな魅力です。表現しているテーマは、夢を食べるという伝説があるバクが、仲間の動物と一緒に様々な困難を乗り越え、真っ白な世界にたどり着くという物語です。最後にたどり着いた真っ白な世界はパラダイス?現実の世界?それとも…??それは鑑賞者自身が感じとってほしいということでしょうか。