ビジュアルコミュニケーションデザイン
グラフィックアート
紙、インクジェットプリント、
蛍光塗料
145.6x103cm
5点
人が抱く様々な感情をテーマに、顔の表情をモチーフとして表現した大作です。暗闇の中でブラックライトによって浮かび上がる蛍光塗料がとても印象的です。一見、液晶ディスプレイ画面が光っているかのように見えますが、実際は手作業で蛍光塗料をペイントしています。不思議なデジタル感が出ているのは、原画制作において顔の表情をコンピュータによって色面分割したからでしょうか。近年、ビジュアルコミュニケーションデザイン専攻の卒業制作はサイズが小さい作品が多いという印象が強いのですが、この作品は145.6cm×103cmという巨大画面による5点連作が暗幕空間の中で展開され、しかも不思議な光を放つというところも相まって抜群のインパクトがあります。デジタル表現の面白さにアナログ表現の迫力、リアリティーが上手く融合した秀作であると言えます。