赤木さんの作品はとても繊細なペン画です。１年次からずっと他では見ることのできない世界観を作品として描き続けてきました。コースの専門課程の課題を経ていくなかで、一貫して独自の表現世界のテーマとスタイルを探求し続け、イラストレーションの表現力を身につけました。

卒業制作はそれまでに培った表現の集大成であり、細密なペン画によるファンタジックな世界観を表現しました。イラストレーション世界における重要なことの一つがオリジナリティです。商業ベースに乗るものであり、多くの目にさらされるがゆえに剽窃といった問題が浮上しがちな世界です。その中で独特のスタイルを持ち表現ができるというスキルはとても重要になります。

赤木さんのイラストレーション作品は誰も見たことがない世界と独自の描画スタイルが確立されていて、これから先も描き続けることで、さらに独自の世界が洗練されていく未来を感じます。