彫刻
鉄、ビー玉、油彩
200×140×170cm
1点
理想の自分を形作ろうとしていた。
しかしそれは理想的な理想の自分であった。内なる自分は蛹から生まれる。でもまだ、こわい。そんな自分も、忘れない。一緒に行こうか。
気分に従って構成されています。 さらに、通常組み合わせることのない鉄・油絵具・ガラスといった異素材を用いています。ともすれば破綻しかねない非常にリスキーな手法と言えますが、作者はまるで自分の部屋をお気に入りのもので飾るように、バラバラな要素を見事にまとめ上げています。 鉄という重厚な素材を軽妙に扱い、異なる素材同士をその時々の対応力で一つの作品として成立させるセンスとバランス感覚を高く評価しました。