絵画
油彩、キャンバス
194×324×3cm
1点
「アーティスト」とは表現する人だ。
鑑賞者に共感や気付きを与える存在だと考える。その制作の過程は「作品と鑑賞者を繋いでいる」と言えるだろう。
私自身がアーティストとして学んだ表現方法や言葉遊びから鑑賞者にアーティストとはどのような存在なのかを体験してもらい、「繋がり」の先にある気付きを与えたい。
加える、それによって普段思いもよらなかった新たな考え方に気づかされ、思わず納得し、楽しくなる。そんな力がこの作品にはある気がします。画中に描かれている「繋げる」という行為は、作者が鑑賞者に対して新たな気づきを与えることで鑑賞者と「繋がり」、そして、その周りにいる人たちにもそれらが共感され「繋がっていく」ことが表されています。それが作者の「アーティスト」としての最大の表現であり、確かな描写力によってしっかりと裏付けがされています。
私たちは、この作品になんだかクスッと笑えるユーモアさを感じながらも、いつの間にか作者の「繋がる」という仕組みの中にハマっていくのかもしれません。