彫刻
陶土、釉薬、木材、
ジェスモナイト(水性樹脂)
100×100×100cm
1点
作者は3年生の終わり頃から、器や陶彫刻などの陶作品の制作に取り組んできました。それと並行して異形の人間のようなイラストレーションも描いてきました。これまで、これら二つの創作行為は交わることはありませんでしたが、この二つに彫刻コースで培った造形力が加わり、三つの要素が本作で融合しました。イラストレーションは異形の人間や背面のオブジェの意匠に活かされ、それを彫刻により培われた造形力で立体化しています。さらに、陶の研究を通じて磨かれた土や釉薬の表現技術が組み合わさり、長い時間をかけて築き上げてきた成果が本作品において見事に結実し、唯一無二の作品となったといえます。