映像メディアデザイン
映像
5分
自分と他者、自分を取り巻く環境に違和感を持つことがテーマとなり、内在する感情や他者からの視線を抽象的な構成で映像化しています。映像メディアデザインコースに所属し、初期の作品から抜群の映像感性を持っており、今までの作品も特筆した映像美を誇り、卒業制作では編集のテンポや音の使い方に磨きをかけ抜群のセンスで完成させました。現実感の無い空間で、不気味な他者に囲まれる主人公は、作者自身の心象風景として表現されているようです。孤独や同調圧力に苦しみながらもそれを打ち破ろうとする作者の想いは、一人だけ眼差しを据えた主人公に置き換えられ、存在することの難しさに繋がっていきます。圧倒的にな映像の美しさと完成度の高い編集技術で高得点の評価を得ました。