イラストレーション
油画
油彩、カンヴァス
162×112cm
3点
西洋古典絵画の綿密な研究に基づいたうえで現代的な表現で新たな王族物語の三部作を制作しました。画面の配置構成、描かれた小物のシンボリズム、人々の表情や衣類表現、色彩の構成など隅々まで、テーマに基づいた意味があり、前期の美術研究の時期から綿密な計画で制作を進めていました。「温故知新」という言葉がありますが、まさにその姿勢で以て大学の4年間を通じ、油彩の古典的技法にこだわり続け、3年までの課題制作においても西洋古典の油彩絵画に基づいた表現形式で作品制作を続けてきました。卒業制作においてはそれらの集大成として、自身が研究し続けてきた西洋絵画の断片を自身のテーマ性に基づいてコラージュ方式で再構成しました。この作品から鑑賞者は作者自身の絵画論を見出すことができるかと思います。