天使と悪魔という「善」と「悪」を想起するモチーフを選び、対立する概念を表現しています。
ネット時代のアイコンのスタイルやインスタグラムの写真の比率として馴染みがある正方形のパネルを複数用いで構成する作品ですが、対立するイメージのうち一部の要素が反転されており、善と悪という概念が実存で簡単に判断することができないように、物事を白黒と単純に分けることはできないという概念を盛り込んで表現しています。
共田さんは構想から仕上がりまで時間をかけて綿密な計画を立て制作していました。その結果非常に完成度の高いイラストレーションとなりました。