絵画
アクリル、キャンバス、ケント紙、その他
サイズ可変
繊細にコントロールされた色彩計画のもと、豊かで美しいバルールを持った作品を作り上げています。意図的にモノトーンで処理されている部分は、時代の持つスピードやリアリティーを大切にしている証しに思われます。動きを大切にしたインスタレーションもそれを表す助けとなっています。
福岡ゆらりさんは入学当初から、形をとどめない刹那的なものをテーマに制作を続けてきました。その精力的な活動は、課題制作や単なる美術作品としての発表にとどまらない多様なものでした。幼い頃から、アニメや漫画の模写に親しみ、イラストからも大きな影響を受けています。この卒業制作について、「これまでの集大成である。」「イラスト的でありながら、同時に美術作品であることに強くこだわり探っている。」と語っています。更に、浮世絵や絵巻物との関連についても触れています。